残念ながら誰にでも合う塾はいまのところありません。
だからこそ学習塾にせっかく通うのであれば最適な学習塾を選びたいですよね。

  • 先生ひとりに生徒もひとり
  • 1対2の個別指導
  • 1対多の集団塾
  • ICTを用いた個別指導塾
  • 通信教育

家庭教師

個人レッスンの代表と言えば『家庭教師』です。

【メリット】
レッスンを受けるお子さまが具体的な志望校を持っている場合、先生がその学校の卒業生であると具体的なイメージを持ちやすく、生の情報や体験談を聞くことで勉強に対するモチベーションが高いレベルで維持がしやすいといえます。

先生を独り占めできるので、他の児童・生徒の目を気にする必要がありません。
集中することが苦手で他人に迷惑をかけてしまう、または迷惑をかけられることを少しでも避けたい子には家庭教師が最適です。

先生が自宅に来る家庭教師のシステムは、塾に行くと言ってサボっていたような子にはたいへん有効です。
保護者も一緒にいられる時間帯に授業時間をセットすることで少なくとも子どもが勉強する場にいないということは防げます。

【デメリット】
料金は群を抜いて高額です。
1回120分週に4回の授業が3万円程度であれば安い部類に入ります。
数十人の集団授業であればその人数分で割ることができる先生の人件費ですが、これをすべて一軒(一家族)でまかなう必要がありますので高額にならざるを得ません。また、お宅までの交通費も負担しなくてはいけません。
また、ちょうど夕方から夜にかけてになりますので、夕食や休憩時の飲み物やお菓子などを用意することもあるでしょう。
他人が家に入ってくる・いつも家の中をキレイに掃除しておかなければならないことにストレスを感じてしまわれる方もいらっしゃいます。

1対1の授業で先生が生徒宅を訪問するために、一日に受け持つことができる生徒は多くありません。売れっ子の先生であればあるほど曜日ごとに訪問するお宅が決まっています。そのため何らかの事情でお休みされても、振替授業をしてもらえることはとてもむずかしいでしょう。

もっとも多い個別指導のタイプ

テレビ等で盛んにCMを流している大手塾の大半はこのスタイルです。
並んでいる生徒たちの間に先生が入り、左右の生徒を交互に指導するタイプです。
左の生徒に説明している間、右の生徒には問題を解かせる授業スタイルです。

【メリット】
使用しているテキストは運営会社独自によるものが多く、これまでの経験や入試問題を分析して毎年のようにブラッシュアップされています。そのため指導方法が確立されており、先生が途中で代わってしまってもそれほど大きな影響が出にくいようになっています。
学校の進捗に合わせて指導を受けることができるので、学校の定期テストに照準が合わせやすくなっています。
授業を担当する先生と進路指導をする先生の役割分担がされている場合が多いようです。

【デメリット】
家庭教師に次いで授業料が高額です。
時間あたりの単価は3,500円〜4,000円が相場です。
先生(多くの場合が大学生のアルバイト)の時給が1,200円として社員の給料、教室の維持運営にそれぞれ同額程度が必要であると計算するとこれぐらいはどうしてもかかってしまいます。

ある程度の学力が備わっている子向け

学校と同じスタイルです。
先生が教壇に立ち、板書しながらカリキュラムどおりに授業を進めるタイプです。
保護者の方々が子どもの頃に行かれた学習塾のイメージはこのタイプが多いかもしれません。

【メリット】
授業料が安い!
ひとつの授業を数十人で共有し合うわけですから割安になります。
いわゆる地域を代表するような進学校を目指すのであれば、すべての教科において弱点は克服しておかなければなりません。
その割安になった分だけ複数の教科を受講することができるようになります。

【デメリット】
入塾月は2月か3月です。学校の年度替わりよりも1〜2ヶ月早めです。
その他の月でも入塾を受け入れてくれるところもありますが、ある程度の学力が備わっていないとついていけなくなることも。
進学塾に通うために別の塾に通う、などという笑うに笑えないことにもなりかねません。

進学校攻略に向けて塾内での指導プログラムが決まっています。
学校の授業とは全く違う単元の授業であることも多いので、学校の中間テストや期末テストといった定期テスト対策には応じていないことがほとんどです。

進学塾に通っている子の中には学校の勉強がわかりすぎてつまらないことが往々にしてあります。
すると内職をしたり授業に参加しないなど、学校の先生からしてみるとかわいくない子として目に映ってしまいます。
模試の結果では合格間違いなし、と太鼓判を押されたにもかかわらず、本番の入試を失敗する子の大半の理由は、授業態度が悪いために十分な“内申点”を得ることができなかったことが原因でしょう。

音や映像がでる参考書と問題集

パソコンやタブレットを用いて学習するタイプです。
アニメーションや漫才師の掛け合いによる映像授業で勉強へのハードルを下げたり、一流講師と呼ばれる先生方の授業を録画したものが主流です。昨今では学習塾用に学校が採用している教科書に合わせて映像講義が作成されるなど日々改良がすすんでいます。
また、先生が全く映像授業に登場せずに要点だけを5〜10分程度にギュッとまとめられたテンポのよい映像学習が出てきています。

【メリット】
多数の先生を必要としないために、集団塾に匹敵する授業料の安さです。
1時間あたり1,500円程度が多いようです。

得意な科目はドンドン先取り学習することができ、苦手な科目やわからなかった単元は何度でも自分のペースで授業を見返すことができます。システムの効果的な利用方法さえ理解してしまえば、本当の“子”別学習が可能です。
同じシステムを使っている生徒たちのビッグデータを解析することで、正答率が低い場合には映像授業を作りかえたり、細分化して理解しやすくするなど習っている(利用している)子どもたちの目線でシステムがいつも更新されています。
スマートフォンでの利用が可能なものもあり、電車通学時やちょっとした空き時間で学べるようになっています。

毎週何曜日の何時は何年生の何の科目、という時間割の制約がありません。
同じ学年、同じ科目を勉強している生徒がいても理解度に応じて、それぞれに必要な勉強をしています。
部活動や他の習い事と両立しやすいといえます。
振替授業にも柔軟に対応してくれる場合が多いことも特長です。

【デメリット】
上記にかかげたメリットは、生徒が自立した学習ができることが大前提になります。
よって、塾に来て席に着いたときに「先生、今日はなにをすればいいですか?」と訊くような子や俗にいう“かまってちゃん”には向きません。映像授業が役に立たないのではなく、メリットを活かせきれないからです。

パソコンによる映像授業だからといってもそれですべてが理解できないこともあります。
生徒が考えているから手が止まっているのか、サッパリわからないため途方に暮れているのか。それを見極められる先生がいない場合は避けるべきです。適切なタイミングで指導ができる先生が常駐していることを確認しましょう。

もっとも歴史のある家庭学習法

未就学児向けのものからはじまり、広い学年に向けてラインナップされています。
もっとも親しみがある教材のひとつです。

【メリット】
安いです。
全国どこに住んでいても同じ質の教育を受けることができます。
市町村が採択している教科書に合わせた内容で定期的に自宅へ教材が届きます。
課題を郵便で送りその返事が返ってくるまで数週間のタイムラグがありましたが、現在ではファクシミリやタブレット端末などを用いることで即効性が上がっています。

古くから存在していただけに学習教材としてはとてもよくできていると思います。
いろいろな問題集などに手を出すよりは送られてきたものだけをしっかりとやった方が成果はでるでしょう。

【デメリット】
教科書に合わせた内容であっても学校の進捗と必ずしも合致しているものではありません。
すると子どもは、「まだ、習っていない。」というのを理由に取り組みません。習ったらやろうと思ってはいるのですが、そのうちに新しい月の教材が届いてしまい手つかずのままになることがあります。
保護者の目には、積まれていく教材が“ムダになったおカネ”に見えてしまいます。

課題の提出をサボっていたとしても何も注意や指導をされるわけではありません。
志望校選定の助言をもらえるものでもありません。
すべて自己完結する必要があります。

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