学校の宿題には塾でやって良いものとダメなものがある、というお話し。

叱っている先生

中1の男の子が何やらゴソゴソと見慣れないノートのようなものを広げて絵を描いていました。
のぞいてみるとそれは夏休みの課題の残りである絵日記のようです。
その子は学校から出された宿題なのでこれは勉強していることと同じだ、との考えのようです。

この塾は児童・生徒がそれぞれの課題を設定し勉強に取り組んでいます。
同じ学年でも、学校でクラス(学校の授業の進み具合)がいっしょでも同じ単元を勉強しているとは限りません。
ですからその子は学校の宿題である日記を書こうとしていたようです。

しかし、日記は塾内での自分の勉強時間を使って書くべきものでしょうか。
塾内での授業は、わからない単元ができるようになること(復習)、これから学校で習う単元の先取り(予習)にあてるものであって、指導をする余地がない絵日記を書くことは許しませんでした。絵日記にも教育の一端はありますが、保護者との契約から外れており、伸ばして欲しいと依頼されている教科の勉強時間を削っていることになるのですから。

しぶしぶ絵日記をしまうと、今度は数学の教科書と学校用のノートを出して学校の宿題をし始めました。
その宿題の内容は、その子にとって簡単に解ける問題です。
考えなくてもスラスラとシャープペンシルがすすんでいます。

絵日記がダメだと言われたので、数学だったら文句はないだろう、ということのようです。

私はすぐに全部しまうように言いました。
それはなぜか?!

学校の宿題は勉強ができる子もできない子にも同じ範囲分量でだされることがほとんどです。
この子のようにすっかり理解している子はほとんど考えることなくできています。
そんなものは家でやれば良いのです。
塾でやるべきものではありません。

しかし、学校の宿題であっても、一度自宅で取り組んでみて、「わからない・まちがった・この解説が理解できない」というのであれば話は別です。
先に書いた復習にあたりますので、丁寧にその子のつまずきの原因を取り除く指導をします。

しかし質問の仕方があります。
単に「わからない」という質問には答えません。意地悪な言い方になりますが、問題が読めないのか、足し算ができないのか、文字式の考え方がわからないのかなど、先生・講師には何が分からないかが分からないのです。
上手な質問の仕方は、「ここまではできたけれども、この先が分からない。」「この解説のここの部分がわからない。」など、自分がやってみて分かっていることと疑問に思っていることをきちんと先生に伝えることです。
それだけで一生懸命に勉強していることが伝わりますので、先生・講師は気持ちよく指導ができるのです。ほんとうに先生・講師は単純なもので一生懸命な子には一生懸命に応えようとします。上手に先生方を使うべきです。

同じ例では漢字の書き取りがあります。
塾では漢字を覚えたかどうかの小テストは行いますが、漢字の書き取りを授業中にはさせません。(ただし、入試や検定ではハネやトメがしっかりできていないと不正解にされるから注意するように、などの指導は行っています。)

叱られた男の子は、返事すらしなくなりました。こちらの考えを理解してくれたのかどうか。やや不安も残りますが伝わったと信じています。
この塾は、子どもと保護者が勉強で言い争うことが減るように、家庭学習も含めて指導させていただいています。
言いにくいことでも、その子のためならば言わなくてはならないと考えています。

一時は嫌われることもあるかもしれませんが、当教室のミッションである「勉強で子どもたちを笑顔にする」を実現するために愛を持って叱ることがあります。

笹原塾/セルモ東所沢柳瀬教室って、どんな塾?へのご参考にしていただければと思い掲載いたしました。

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塾長
代表笹原塾/セルモ東所沢柳瀬教室
勉強って何からどうはじめたらいいの? 参考書の説明が理解できない! なんて勉強の迷子になっていませんか。でも大丈夫。「ここに勉強って、意外と楽しい!」の伝道師がいます。ご相談や体験は無料です。「お問い合わせはこちらまで。」

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